個人事業主の請求書の書き方【見本・記載例つき】
結論: 個人事業主の請求書には「発行者情報」「請求先情報」「取引内容」「金額」「振込先」「登録番号(インボイス対応の場合)」の6つのブロックを過不足なく書けば問題ありません。この記事では、初めて請求書を作る個人事業主向けに、見本と記載例を示しながら各項目の書き方を解説します。
請求書の見本(全体イメージ)
請求番号: 2026-001 発行日: 2026年6月10日
〇〇株式会社 御中
下記の通りご請求申し上げます。
山田太郎(屋号: やまだデザイン事務所)
〒150-0001 東京都渋谷区〇〇1-2-3
登録番号: T1234567890123
件名: Webサイトデザイン制作費
品目: トップページデザイン制作 1式 ¥100,000(10%対象)
小計: ¥100,000
消費税(10%): ¥10,000
ご請求金額: ¥110,000
お支払期限: 2026年7月31日
振込先: 〇〇銀行 △△支店 普通 1234567 ヤマダ タロウ
※振込手数料は貴社にてご負担願います
各項目の書き方
1. 発行者情報(自分の情報)
氏名(または屋号+氏名)、住所、連絡先を記載します。屋号がある場合は「屋号+代表者氏名」の形式が一般的です。例: 「やまだデザイン事務所 山田太郎」
2. 請求先情報
会社名の場合は「株式会社〇〇 御中」、個人の場合は「〇〇様」のように敬称をつけます。部署名や担当者名がわかる場合は併記すると親切です。
3. 請求番号・発行日
請求書を管理しやすくするため、通し番号をつけるのが一般的です。番号の付け方のルールは請求書番号の付け方とルールで詳しく解説しています。
4. 取引内容・金額
「品目」「数量」「単価」「金額」「税率」を表形式で記載します。インボイス制度に対応する場合は、税率ごとに区分して合計し、それぞれの消費税額を記載する必要があります。詳しくはインボイス制度対応の請求書の書き方をご覧ください。
5. 振込先・支払期限
| 振込先 | 銀行名・支店名・口座種別・口座番号・口座名義(カタカナ) |
|---|---|
| 支払期限 | 「月末締め翌月末払い」など、契約時に決めた条件を明記 |
| 振込手数料 | どちらが負担するかを明記しないとトラブルの元になりやすい |
6. 登録番号(インボイス制度に対応する場合)
適格請求書発行事業者として登録している場合は、「T」+13桁の登録番号を発行者情報の近くに記載します。免税事業者の場合は登録番号がないため、その旨が分かるように通常の請求書として発行します。
上記の見本と同じ形式の請求書を、項目を入力するだけで作成できます。
SUGU請求書で請求書を作る(無料・登録不要)源泉徴収がある場合の記載例
原稿料・デザイン料などは源泉徴収の対象になることがあります。その場合は「小計→消費税→源泉徴収税額(マイナス表記)→ご請求金額」の順に記載します。計算方法はフリーランスの源泉徴収の計算方法で解説しています。
請求書を発行したあとの管理
発行した請求書は、控えを保存しておきましょう。確定申告の際には売上の根拠資料として必要になります。 件数が増えてきたら、会計ソフトと連携して入金管理・帳簿付けを効率化することも検討してみてください。
まとめ
- 請求書は「発行者・請求先・取引内容・金額・振込先・登録番号」の6ブロックで構成する
- 振込手数料の負担は明記してトラブルを防ぐ
- インボイス対応・源泉徴収がある場合は専用の記載ルールに従う
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の税務判断については税理士にご確認ください。